この事例の依頼主
50代 男性
相談前の状況
この方は,長年に渡りギャンブルを続けておられました。そのため,自宅を失い,家族を失い,それでも何とか人生をやり直したいと,相談に来られました。事情をお聞きすると,様々な背景がありました。
解決への流れ
法律家として債務整理のお手伝いをするだけでなく,ギャンブルを立つためにどうすればよいか,何度も何度も一緒に話し合いました。また,定期的に打ち合わせを行い,家計収支の指導をさせていただくとともに,ご本人に依存症専門のクリニックに通院していただくなどの工夫をしました。なお,債務整理の方法としては,破産手続を選択しました。
ギャンブルによる借金の場合,免責が認められない可能性があります。ただ,常に認められないわけではなく,金額やギャンブルの期間,生活の改善状況(ギャンブルを止めることができたかどうか)などから,破産手続が認められる可能性もあります。また,事情により破産手続が難しい場合でも,個人再生手続を選択することで,債務を整理することができます。