遺言を作成したいが、遺言者が亡くなった後、実際に遺産を取得する際の手続や他の相続人からの様々な要求に対して対応に不安がある。解決方法はあるかという相談でした。

遺言書を作成することは、遺産分割における紛争を未然に防ぐと言う意味ではとても重要です。しかし、遺言書を作成しても、実際に遺産を取得するためには、煩雑な手続を踏まなくてはなりますんが、遺言書に遺言執行者を選任しておけば、かかる手続は全て遺言執行者が代行してくれますので、スムーズ遺産を取得することもできますし、相続人からの様々な要求に対する対応も大変な作業です。私が遺言執行者として活動したケースでも、総遺産額が10億円を超え、遺産の種類も金融商品や不動産が多数あり、換価に手間暇と専門的知識が必要でしたが、専門家である弁護士がスムーズに換価業務を遂行したことにより、依頼者は迅速に遺産を取得することができました。