この事例の依頼主
30代 男性
相談前の状況
妻がお子さんをつれて別居し,離婚調停及び婚姻費用分担調停を申し立てたため、今後の調停対応について不安があるということから、当事務所にご相談にお越しになり、ご依頼を頂きました。
解決への流れ
婚姻費用分担調停については早急に資料を提出し,調停が成立するまで仮払いをして未払額を減らし,約3か月で調停が成立しました。夫とお子さんとの面会交流については,調停当初から実施に向けて協議し,お子さんの誕生日に併せて第三者の立ち会いの下で,公共施設において実施することができました。その後も継続的な実施を協議し,その結果,妻の要望する約束事項を修正後,調停条項に盛り込む形で,月1回程度面会交流ができることとなりました。財産分与については,共有財産の資料を速やかに提出し,妻の資料の提出も求めました。結果として妻から数十万の財産分与を受けることとなりました。
妻の別居の原因の一つに夫のDVとの主張がなされており,最初の面会交流に至るまで協議が難航しましたが,粘り強く交渉を行い,妻からの要望を確認した上で双方納得のいく形で実施することができました。最終的には,継続的な面会交流が可能となり,お子さんにとってもよい結果となりました。また,妻の荷物が夫宅に残置されていましたが,双方弁護士の立ち会いの下,問題なく引き渡しができたこともよい結果となりました。